今回は少しまじめに狩猟笛について考えてみようかね。
いや、今までまじめに考えていなかったわけではないんですが(汗
やはり、一度文章におこしておくことは大事だと思うのですよ。自分でも確認になると思いますし。
では、どうぞ。
PS.狩猟笛の記事も増えそうなので、カテゴリを追加しました。狩猟笛関係の記事は「狩猟笛を愛でる」からどうぞ^^
さてさて、考察していくよ!
1.狩猟笛における旋律効果の有意性
カリピスト(MHにおける笛吹きの愛称みたいです。)にとって、「吹く」とはどういうことなのか。
基本的に他の武器で戦闘する場合、その流れは「攻撃」・「回避」・「移動」・「回復」、これらの組み合わせによって成り立っていると考えられます(上手い方は「移動」がそのまま「回避」として機能したり、被ダメを減らし「回復」を最小に抑えることでより最適化されていくと思います)。
狩りの流れを最適化する=討伐までの所要時間を縮めること。と考えるならば、最適化のためには無駄な動きを減らす必要が出てきます。具体的には上記のように「攻撃」以外の行動を可能な限り削り、必要なだけの「回避」と最大の「攻撃」で戦闘していくということになります。
狩猟笛を使う場合、上記に加えて「吹く(旋律効果を完成させる)」という行動が追加されます。狩りの流れを最適化するという方向で考えるならば、「攻撃」と「回避」以外の行動が増えている分、単純に考えるならば狩猟笛は最初からハンデを背負っているということになります(狩りの時間の一部を「吹く」行動にあてなければならないため)。
「攻撃」以外の行動ということで、以前はボウガンにおけるリロードに近いものかと思っていましたが、最近は全く違う気がしてきました。リロードは攻撃するために必ず必要な行動であり、射撃とワンセットと考えるならば「攻撃」に含まれるのではないかと思うのです。何よりリロードは基本的に必須の行動であり、ある程度その比率を自由にコントロールできる「吹き」とは根本的に違うと思うのです。
それならば、この「吹く」という行動は何なのか。単純に考えれば「支援」と答えられるかもしれません。しかしそれは少々短絡的な考えであり、そしてその考えこそが狩猟笛に対する固定観念につながっているのではないでしょうか。
つまり、『狩猟笛には「支援」がある。要はPT戦用ということか。ソロなら「支援」とか関係ないな。ソロで戦えない=弱い』こういう認識に陥ってしまうのではないかと思うのです。
そこで個人的には「支援」ではなく「強化」という括りで考えてもらえたらと思います。カールおじいさんは、「支援」とは例えば広域の「回復」をはじめ、閃光玉・罠・怯みなどを使った敵拘束、ヘイト上昇による攻撃の分散などを指すと考えています。つまり、狩りやすくするための行動全般を指すものだと思うのです。
では狩猟笛の旋律効果を考えてみましょう。ソロ時、PT時問わず、比較的使用頻度が高いものとして「攻撃力UP大」があります。これはその名の通り、ハンターの攻撃力を底上げするものです(Gでは最大1.2倍まで上昇するようです)。つまりPTの総火力を「強化」していることになります。また「狂走効果」は「回避」・「移動」を補助し、双剣などの一部の武器種は攻撃効率を高めることにもつながります。これらはPT全体の総合的な戦力を引き上げる「強化」です。
誤解のないように書いておくと、確かに狩猟笛にも回復効果という「支援」は存在します。しかし、お世辞にも効率的とは言えず、それこそ生命の粉塵や広域回復の方が即効性もあり使いやすいでしょう。あまり積極的に吹いていく類の効果ではない気がします。(それでも作戦によってはお呼びがかかることもありますが)
では「風圧無効」や「耐震」などはどうか。確かに狩りやすくするための行動なので「支援」という見方はできます。しかし、これらの効果はハンター自身にかかる、内的な「支援」であり、閃光玉などの外的な「支援」とは少々異なります。つまりモンスター側の動きを拘束するのではなく、ハンター側が受ける拘束を抑えるという根本的なアプローチに違いがあるということですね。
※これは完全に個人的な意見なのでスルーして頂いて構わないのですが、「風圧無効」なども「強化」の分類だと考えています。理由は感覚的な話なのですが、スキルの追加を思い出してください。風圧無効などのスキルを追加するのは強化だと思いませんか?個人的にはそう思います。
さてさて、「強化」だ!「強化」だ!言っていますが、じゃあ「支援」じゃなく「強化」だとして、その概念に何か意味があるのかと。
そこで、ちょっと上の方にスクロールして『』の中をもう一度読んでいただきたい。狩猟笛はPT戦用かと言われれば、当然そんなことはありません。PTで使った場合にちょっとヤバイくらいに戦力が上がるというだけ(だけってことはないか笑)です。例えば考えてみてください。4人PTの場合に「攻撃力UP大」を吹くとします。1人につき1.2倍の攻撃力ですから、単純に考えれば0.8人分の見えない攻撃要因がいることになります。4.8人で戦えば、そりゃあ強いに決まってる。
ただそれと、狩猟笛がソロで使えないかというのは無関係なわけで。前述の通り、狩猟笛の旋律効果は「強化」ですから、ソロ時であってもその恩恵は十分にあります。攻撃力UP系は依然として有効ですし、防御力UPなどもイイ味を出します。(PT時では使いづらい火事場なんかと併用するのも手。攻撃力UP大と重複しないので、とんでもない攻撃力で戦えるぞ!)
また、ソロ時はそもそもこういった旋律効果を多く使わずとも、自分強化さえ吹いていれば、全武器中最速の移動スピードと心眼効果により、十分戦えたりします。PT時は時間もあることですし、PT全体の戦力強化のために吹くことをお勧めしますが。
大分、横道にそれつつありますが、狩猟笛にとっての「吹く」という行為は「強化」です。ソロ時・PT時問わず、限界以上の戦力を引き出し、飛竜に対し多大な被害を与える。大変攻撃的な行為なのです。そう考えれば、この「吹く」という行動は容易にハンデと言って切り捨てられるようなものではなく、狩猟笛の大きな長所と考えることができるのではないでしょうか。
あわよくば、この長所の「大きさ」が広く認知され、多くのカリピストが生まれることを祈っています。 (終)
※番外
まあ、正直そんなに深く考えなくても、吹くっちゃあ吹くんだけども。だって楽しいからね^^それが一番大きいですよ。狩猟笛を持って吹く。自分自身が楽しいから吹いている。それが狩猟笛を使う上で一番大事なんじゃなかろうか。
『べっ、別にアンタたちのタメに吹いてるんじゃないんだからネッ!』
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