大変長らくお待たせしました。
いよいよゴールデンウィークということで皆様如何お過ごしでしょうか。家族でお出かけになる方や、諮らずも家で寝て過ごす方、他人が休んでいる時こそ稼ぎ時とお仕事を頑張る方、様々いらっしゃるかと思いますが、有意義な時間を過ごせるよう願っています。
さてさて、カールおじいさんも時間ができたので、久々に更新です。
笛カタログ、今回は龍木ノ笛編。
では、どうぞ^^
さて、今回はあのでっかい法螺貝の考察というわけですが、まずは生産・派生から見ていきましょう。
○龍木ノ笛 派生
・龍木ノ笛 生産(龍木2、龍苔3、モンスターの体液10、雷光虫20)
↓
・龍木ノ笛「宿神」 強化(神龍木2、神龍苔4、ポッケチケットG1)
↓
・龍木ノ古笛 強化(太古の龍木3、太古の龍苔1、浮岳龍の皮2)
↓
・龍木の古笛「神歌」 強化(太古の龍木6、浮岳龍の体液5、雷光ゼリー8、勇気の証S1)
う~ん。もうね、面倒臭すぎる素材ばかりです。特に下位~上位の龍木付近はひどい。トレニャー先生の頑張り次第とは・・・。G級だと素材の多くをヤマツカミから入手できるため、かえって楽なんじゃなかろうか。ちょっと素材が多くかかりますが、龍木ノ古笛は直接生産が可能なのでそちらから作ってみてもいいかもしれません。
※作ってみてもいいかもしれませんとは書きましたが、個人的にはあまりオススメできなかったり。理由は後ほど。
○法螺貝の偉業
前作2ndにおいて、この巨大な法螺貝はカリピストにとってのスタンダードの一角として愛されてきました。その魅力の一つとして作成可能な時期が比較的早いことが挙げられます。トレニャー関係の素材が必要なため面倒なのは間違いないのですが、序盤からトレニャーを活用していれば、村クエを一通り終え、集会所でも始めようかなというあたりで手に入るはず(カールおじいさんはそうでした)。下位の段階でまさかの紫音符を搭載しているため、演奏効果の強さがハンパじゃない。白音符に慣れきっているころに突然登場しますので、インパクト抜群。緑ゲージもしっかり完備されている上に麻痺まで出来る!そりゃあ惚れるってもんです。
以前の記事で触れたことがありますが、この龍木ノ笛は登場時期的に今後登場する上位笛の練習用笛なのではないかと思うのです。紫音符を含む笛はそれまでの笛とは明らかに違った運用を必要とします。
具体的には演奏時間の増大とそれに伴う戦闘中の危険性の上昇。そして得られる多大な演奏効果。問題はそれを上位に上がって初めて手にし、戦っていけるかということ。
もちろんそうやってきた方も多くおられると思いますが、防具も充実していない上位序盤で、ただでさえ強力な上位モンスターに対し、さらに危険度が上がるというのはちょっと他の武器では見ない事態です。
そこで下位の時点で紫音符の練習ができることはとても意義があるのではないかと思うのです。演奏に失敗しても下位モンスターなら、なんとか大丈夫。安心して技術を養うことができます。その上で上位に上がるならば、新たな上位笛にもすぐになじんでいけるのではないでしょうか。
もちろん練習用の笛としても魅力は尽きないのですが、上位素材でさらに強化され、ずっと使っていける相棒となりうるのも嬉しいですね。
強化された法螺貝は、それでも他の笛に比べ火力に難がありましたが、非常に使い勝手のイイ旋律を備えていました。
※実はこの旋律を取り上げたかったら、今回は法螺貝の記事になったんですけどね(爆
○脅威の万能旋律 ( ♪ ♪ ♪ )
・攻撃力強化大 ( ♪→♪→♪ ) 重ねがけで1.2倍の火力に。前作では1.3倍という火事場並の高火力。戦場では特に意識したい旋律のひとつ。
・狂走効果大 ( ♪→♪→♪ ) 双剣、ハンマーなんでもござれ。攻撃力強化と併用すれば、とんでもないことになるよ!なるよ!
・風圧軽減 ( ♪→♪→♪ ) ランスなんかには嬉しい風圧軽減。重ねがけで風圧大までなら無効に。攻撃がさらに加速するぜ!
・体力増加大 ( ♪→♪→♪→♪ ) 猫メシ食い忘れても安心。実は回復代わりに使える。戦闘中に狙うのは大変だし、割りに合わないけど、決まればヒーロー。
以上のように実は大変バランスがよく、それぞれの旋律にシナジーが形成されていることが分かると思います。また、そのどれもがほとんどのクエスト、パーティー編成において無駄になり難いようにできているのも素晴らしい。このように大変優秀な旋律ですが、前作ではこの旋律は龍木ノ笛特有のものであり、それも手伝って龍木ノ笛の評価は非常に高いものでした・・・。
○龍木ノ笛の衰退
そんな龍木ノ笛ですが、その繁栄にも限りが見えてきます。
今作Gにおいて、龍木ノ笛は大きく弱体化されることとなってしまいました。
・スペックの低下
以下は前作と今作でのスペックの比較です。
2nd版 「宿神」 攻撃力884 麻痺220 最終強化
G版 「宿神」 攻撃力780 麻痺220 上位強化
G版 「神歌」 攻撃力1092 麻痺260 最終強化
同じ「宿神」を比べた場合、数値的にも明らかに弱体化されています。G級最終強化である「神歌」はさすがにスペックが劣るようなことはありません(当たり前だけど)が、G級武器としては致命的な火力の低さです。2nd版「宿神」と比べても攻撃力が200程上昇しただけで、以前から火力の低さが指摘されていたのにも関わらず、明らかに低スペックと言わざるをえません。そもそも麻痺値が40しか上昇していないとは・・・。
以前はそれでもPT内の他の麻痺武器と併用することで、そのサポートを受け持つといったこともできました。しかし、今作は麻痺双剣や反動が調整されたライトボウガンなど、優秀な麻痺武器が存在し、ほとんど1人で仕事をこなせてしまうため、わざわざ法螺貝を持ち出す利点も薄くなってしまいました。
・他の万能旋律笛の登場
龍木ノ笛の不遇はまだ続きます。(涙 前作では龍木ノ笛の十八番であった( ♪ ♪ ♪ )の音色構成も特有のものではなくなり、同旋律をもつ笛が他にも登場しています。しかも、そのどれもがスペック的に高性能であり、火力も高いため、ますます龍木ノ笛の出番がなくなってしまいます。
龍木ノ笛よ、おまえはいったい何処へいく。
○総括
そういうわけで、今作の龍木ノ笛は力不足の感が否めません。弱いとまでは言いませんが、他の武器と比べるとどうしても見劣りしてしまう、そんな印象です。それでも明るい材料もあります。今作はオトモアイルーがいますから、麻痺打撃ネコなどと狩りに出かけると面白いかもしれません(カールおじいさんも現在育成中)。ネコと力をあわせて一人前(になるのかどうかもまだわかりませんが)、そんな笛も面白いかもしれません。スペックと強さだけで笛を求めるのも一つの道。ならばその逆も然り。悲観的にならず、もう少しこの笛に付き合ってみましょうかね。(終)
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